2025.03.06

手塚悟監督のドキュメンタリー映画『だっちもねえ』の試写会に行ってきました🎥

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こやまいくみ 浦和レッズをこよなく愛し、遠征(応援)で全国に飛び回っています。いつか、ウィルグループが浦和レッズのスポンサーになることを夢見ています。

皆さんこんにちは!広報小山です。

今日はウィルオブ財団の第3期・第4期支援者である、

映画監督の手塚 悟さんにインタビューを実施いたしましたので、お伝えしたいと思います!

 

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昨年12月に、手塚監督のドキュメンタリー映画『だっちもねえ』の関係者試写会があり、

ウィルオブ財団メンバーと共に参加させていただきました。

「だっちもねえ」という言葉は、甲州弁で「しょうもない」「つまらない」という意味だそうです。

 

本作品は、「家族」をテーマにされており、手塚監督ファミリーの家族愛や思いが詰まった作品です。

今後は本作品を、国内外の映画祭へ出品していく予定とのことです!

手塚監督の作品が国内にとどまらず、海を越えて海外で上映される日が今から楽しみです!!

左から3番目が手塚 悟監督🎥

ーー進んできた方向性は間違っていない。もっと磨きをかけていく

  • 手塚さん、本日はよろしくお願いいたします。
    改めて作品が完成し、試写会を終えて今のお気持ちはどんな感じでしょうか?
  • ようやくできたって感じですね。
    普段、作り物をしているとあまり表には出さない自分のプライベートや家族のことまでこの作品ではさらけ出しているので、非常に不思議な感覚でした。それと洋食屋さんで賄い丼を作ってる気分に似ていますかね。

    身内に美味しいものを作って食べてもらうという気持ちで作ったのが、一昨年地元の映画祭に出した今回の元となるもので、それを本メニューに昇格するために試行錯誤して…というようなところをずっとやってきて、それがようやくお客さんに食べてもらえたといった安心感と前進した感じです。

    今日は7割がた美味しく食べてもらえたなというような感じはしています。安心感もですが、考えてきた方向性が間違ってはいないという思いもあり、この方向の中で、もっともっと磨けるものは磨いていこうというのが確認ができたのはすごくほっとしてるし、次に行けるというような、気合の入れ方をしてるって感じですかね。

  • 作品内ではご自身のことなどパーソナルな部分もさらけ出していて凄いリアルな部分がありましたね。
  • 制作中には予想外の困難がありました。自分自身が精神的に追い詰められるような場面もあり、ぐちゃぐちゃな状態になってしまったこともあったんですが、素材が自分のものである以上、最後は自分で組み立て直すしかないと思いました。ほぼ一から作り直したので、非常に大変でしたが、そうやって何とか作り直した結果、今の形になったと思っています。

ーー応援してくれた方々に対してこの映画を良い形で伝えたい

  • この作品の完成までに長い月日がありましたが、この作品にかける想いを教えてください!
  • そうですね、当初は亡くなった母についての映画を作ることに重きを置いてスタートしたのですが、次第に、クラウドファンディングで支援してくださった方々への悔いと感謝や責任を強く感じていました。

    クラウドファンディングで安くはないお金を皆さん出してくれているのに、こちらサイドのトラブルなどで一度は中止せざるを得ない状況でした。それでも支援してくれた方は「次のために」と応援してくれる方も多くいて、まずは応援してくれた方々に対してこの映画を良い形で伝えるという、お礼の気持ちが1つですね。

    あとは、(映画の中で親族の部分にも触れているので)親族が目に触れたときに何か感じてもらえるといいなという希望ですかね。自分の中では良い兆候というか、見て欲しい人が増え、そういう人たちに届いてほしいという思いが今は強いですね
  • 映画の中ではお父様や親族に対する思いなども赤裸々に語られていましたよね!
  • どこの国に行っても言葉が違くても、家族間のベースのところで両親や息子娘のことを思う人は多くいると思いますので、この映画がどこかで刺さってくれるといいですね・・・という新しい目標と気合いを入れる一つになっています。

ーーまずは海外。海外で価値をつけて国内に繋げたい

  • これからこの作品のビジョンを教えてください!
  • まずはやっぱり海外ですね。
    海外の方が僕は届く気がしていて、英語に翻訳されると、もっとダイレクトでかつ深くなるとどこか感覚があるし、ドキュメントプロデューサーと話すと、僕はフィクションで生きてきたが故にやっぱ作り方が若干違うそうなんですよ。ドキュメントにはあまりない構成(演出)をしてると。

    ドキュメンタリーだけど演出を入れるものというのは割と海外では行っているので、海外に寄せていった方が通じるのであれば、もしかしたら日本よりも海外の方があるかなという僕の目算があります。今年は、海外でドキュメンタリーだけしかやってない大きい映画祭があるので、そこにまずは届くといいなと思っています。

    それと今年は、2年に1回しかやらない映画祭が日本(山形県)であるので、海外の映画祭でしっかりと良いプレミア初公開を行い、良い形で価値をつけていって、国内にまずは繋げていきたいなっていうところが映画祭では一つですね。
  • 海外ですか!確かに海外にも響くのでは・・と思います。
  • あとは、この映画が良い結果で旅ができたら、国内で劇場公開みたいなことも狙っていけるといいなというのがビジョンの一つになって欲しいなと。ワクワクもありますが怖さもあります。この映画が届かない可能性もあります。1位を取ったとかではなく誰かの判断なので、どこか、どこか引っ掛かってくるだろう・・・と思いながらしっかりとやっていきたいと思います。

ーーウィルオブ財団の思いに結果で応えたい

  • ウィルオブ財団への想いをお聞かせください。
  • 一昨年の時点では、これは本当に個人的な作品にすぎないので、財団のような支援があることを知りながらも第1期や2期の時は横目で見ていました。芸術はやってないのかなという勝手な思いもありました。映画が一段落しもっと前進させたいと思ったときに財団の存在は一番大きかったです。

    私はウィルオブ・ワークで勤務していますが、面談の際に、社員の皆さんに興味を持っていただけたり、話している過程で自分が何をやりたかったのか固まったりしていくんですよね。そういうバックアップが非常に大きかったです。

    去年は和田さん(ウィルオブ・ワーク コーポレートサポート本部)とマンツーで何度もやり取りをさせていただき、血が通っていて、目の前にいる人に対してしっかりやり取りをしていただけたのは非常に大きかったです。僕も財団の思いに対してしっかり応えたいという気持ちでいます。ただただ支援を受けているという受身じゃなくて、自分が取る姿勢みたいのを昨年はしっかり取れていたのは非常に大きかったかなと思っています。

    また、2年連続で支援いただいてる以上は、ある程度何か結果が出せるといいなという気持ちが強いのと、2年連続で支援いただけるのは今回で最後かもしれないので、劇場公開など別の形になった際にご縁が繋がればなと思っています。
  • 最後に、手塚さんにとって【映画】とは?

ーー『人生の一部』みたいになってると思います

  • 人生の一部みたいになってると思います。
    僕にとって映画は商売じゃないというかーーー。父親の言葉を借りると、「映画と結婚してる」って言われました。笑。ここまで来たら映画とはいい関係を築けていければと思います。

手塚監督、ありがとうございました!!

海外へ向けてこれから大変なこともあるかと思いますが、

ウィルオブ財団、そしてウィルグループメンバー一同応援しています!

 

日本の劇場で『だっちもねえ』が上映されることを、

心から楽しみにしています🎵



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こやまいくみ
浦和レッズをこよなく愛し、遠征(応援)で全国に飛び回っています。いつか、ウィルグループが浦和レッズのスポンサーになることを夢見ています。

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