【ウィルオブ財団】定期活動報告 手塚さん/映画制作
- こんにちは!ウィルオブ財団運営の和田です!この記事では、少しでも皆様に「ウィルオブ財団」について知って頂くために、今期支援者の活動の様子を定期的に紹介させて頂きます!ぜひ最後まで読んで頂き、支援者の活躍を応援して頂けると嬉しいです!
そもそもウィルオブ財団とは?
ウィルオブ財団は、派遣会社を問わず「夢や目標に挑戦する意思を持つ全ての派遣社員」を対象に、
彼らの”挑戦する意志”を支援することで、㈱ウィルオブ・ワークのビジョンである『Chance-Making Company』の実現と、
誰もが挑戦できるポジティブな社会を実現することを目的に、2021年に設立されました。
毎年、派遣社員に対して支援者の一般公募を行い、支援対象者として選ばれた派遣社員には、
1年間を通して1名あたり最大100万円の活動資金の支援を行っております。
派遣社員が多様な働き方の一つとして認識いただける機会を増やすべく、
派遣社員として働きながら夢や目標の実現を目指す彼らの“挑戦する意志”を支援することで、
当社のビジョンである『Chance-Making Company』の実現と、誰もが挑戦できるポジティブな社会を実現することを目指して支援を行っております。
10月活動報告 手塚悟さん
山梨県・南アルプス市出身。
幼少より母親に地元の映画館に連れられ、ジャッキー・チェンに憧れる。
小学校の担任教師がビデオ制作をしていたことに感化され、同級生と共に映画ごっこをはじめる。
大学在学中に ENBUゼミナールで本格的に映画製作を学び、卒業後は短編作品を中心に活動。
2008年、第6回NHK ミニミニ映像大賞に「サミット ニュース篇」が入選。
2009年『つるかめのように』、2011年『こぼれる』が SKIP シティ国際Dシネマ映画祭をはじめとする国内の映画祭に次々とノミネート・受賞。
2013年、音楽監督にmama!milkの生駒祐子を迎えた『WATER』が、アメリカのリッチモンド国際映画祭ノミネート。
2016年、⻑編『Every Day』が全国のミニシアターで劇場公開され、1年半に及ぶロングランで上映された。
Amazonプライム・ビデオでの配信においても高い視聴数を誇り、2022年には林遣都、瀧本美織出演で朗読劇化。
同年年末のサントリー社・飲食店歓喜CMにもワンシーンが使用された。
株式会社ウィルオブ・ワークには2011年10月より所属。
仕事をしながらコンスタントに作品制作を継続・発表しています。
今年度はドキュメンタリー作品を制作し、海外映画祭での上映を目指します。
映画制作に関するインタビューまとめ
この度、手塚さんに映画制作やウィルオブ財団での活動について、いくつかインタビューをさせて頂きました!
是非ご覧ください。
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本日はインタビューのお時間をありがとうございます!ぜひ活動についてお聞かせください。
まず始めに、「映画制作」って具体的にはどのような活動になるのでしょうか…?
イメージでは理解しているものの、是非その詳細を教えて頂きたいです! -
ありがとうございます!
そうですね、では映画制作について少しお話します。
映画制作はまず、とにかく「準備」が一番大切となります。
それは台本となるストーリーの制作、そして映画に協力してくださる人や物の手配のことです。
そして準備が整うと、いよいよ撮影に入るのですが、監督としては撮影がきちんと進むように俳優やスタッフの管理を行います。
細かいですが、俳優とのやり取りや照明、スタッフのお弁当の発注等も監督の仕事になります。
撮影がすべて終わると、最後に編集作業に入ります。バラバラにとった素材をつなぎ合わせていく作業です。
上映時間を90分など時間を決めてから、映像や音楽、効果音の追加を行います。
これら一連の流れがざっくりとした映画制作の大枠で、だいたい90-120分の作品を作るとなると、
企画立案から完成までは約4~5年ほどかかります。(準備:2~3年/撮影:1年/宣伝:1年) -
一つの映画作品を完成させるまでに、4~5年と膨大なお時間がかかるのですね、、
脚本作成→撮影→編集→完成と大まかなイメージは付いていましたが、改めてとても大変な道のりなのですね。
完成までに4~5年もの歳月を要してしまうと、当時と完成時では世の中の興味関心や情勢等、大きく変化があるかと思います。
やはり台本ストーリーを作成する際には、そうした4~5年後の未来を見据えて作成していくのでしょうか? -
とてもいい着眼点ですね!
おっしゃる通り映画を作るとなると、数年の歳月を要するため、伴って社会情勢も大きく変化してしまいます。
今の流行りだけで台本ストーリーを作ってしまうと、完成時の数年後には流行らない、ということも多々あります。
従って、映画制作では「普遍的なテーマ」で構成すると、良いとされているんです。
社会情勢が変化しても、価値観が変わらない題材を選ぶことがとても重要になりますね! -
制作に時間がかかるからこそ、テーマ選びが最重要となってくるのですね…!
ちなみに今回、制作している作品はどのようなテーマになるのですか?
また、ズバリどんな方に届けたい作品ですか?
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今回の映画は、「家族愛」がテーマになるかと思います。
きっかけは、コロナ禍で当時制作していた長編映画が中止となり、個人的にも中々に辛い時期を過ごしていた最中、実家の片付けで見つかった祖父母のビデオデータを紐解いたことになります。
それらのデータに映し出される記録の映像と、我々家族との記憶とが紡がれるドキュメンタリー作品となっております。
祖父母と離れて暮らされているお父さんやお母さんの方々、子育てが落ち着いて独立されている方々に特に届けたい作品です。
大人世代に一番刺さる映画になっているのではないかと思っております。
自分自身の過去の記憶に立ち返れる…そんな作品です。
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「家族愛」がテーマの作品なのですね…!完成が本当に待ち遠しいです、、
完成した瞬間はどんなお気持ちでしたか…?
併せて、今回の作品は、一般の方も観ることはできるのでしょうか? -
完成した瞬間は、とにかくホッとした気持ちでいっぱいでした。
ようやく終わった…!という安心と開放感が一番大きかったですね。
映画制作は時間がかかる作品だからこそ達成感はとても大きなものです。
もちろん今作は一般の方にも是非観て頂きたく思っておりまして、来年中には国内で公開できるよう努めて参ります。
運が良ければ、劇場での公開も…、、是非楽しみにしていてください! -
本当に楽しみです、、!!
改めて今年度、財団の支援を受けてみていかがでしたでしょうか。 -
映画制作を個人で行うにあたり、今作のように俳優がでない場合は特に予算が付きづらく、財団の支援なしでは到底制作が出来ませんでした。
費用や機材面でのサポートは非常にありがたく、頂いたご恩を「映画として形に残す」ことが私にできる最大の恩返しだと考えております。
特に今作は家族の話なので、個人での作業がほとんどで孤独感を感じやすい制作期間でした。そんな中で、常に後ろに財団という存在があるのはとても安心感を持てまして、心強い存在でした。 -
個人での映画制作の背景には、本当に多大な苦労があったかと思います…。
財団の支援を通して、映画制作に関われること、非常に嬉しく感じております。
ありがとうございます。
では、最後に「挑戦」しているウィルオブのメンバーに是非一言お願い致します! -
ちょうど私は今年で40歳を超える歳となりましたが、このタイミングで財団とご縁を頂けた私は本当にラッキーでした。
歳を重ねるごとに、挑戦する機会も体力も年々低下していることを、身をもって実感しております、、
是非皆様にも、年齢を重ねる前にたくさん果敢に挑戦していただき、特にご縁やチャンスを逃さないで頂きたいと思っております!
私の作る映画を通して、少しでも皆様に笑顔や感動を届けられればと思っておりますので、
最後まで引き続きどうぞ応援のほど、宜しくお願い致します。
最後に
いかがでしたでしょうか!
「家族愛」をテーマにした映画作品。上映が本当に待ち遠しいですね!
是非皆様も、手塚さんの作る映画作品に今後もご注目下さい。
今後も各支援者の活動の様子を配信していきます!
これからも、ウィルオブ財団の活動にご注目ください!