2025.03.07

【ウィルカラ】Vol.56 明日はInternational Women’s Day(国際女性デー)!世界のジェンダー平等の考え方や取組事例を調べてみた🌎👀✨

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ウィルカラ(ウィルグループのcolorful career) ウィルグループの女性社員のキャリアと働き方を応援するプロジェクトです!
  • 全社員のみなさま
    お疲れさまです!CO広域福岡の石井です。

    ウィルカラで「国際女性デー」について配信させて頂くのも
    今年で4年目となりました。

    2025年は、「国際女性デー」が国連で1975年に制定されて50周年
    を迎える節目の年です。ウィルグループでも、2020年から女性活躍
    に取り組み始め、今年で5年目を迎えます。

    今回は少し目を広げて、世界のジェンダー平等の考え方や取り組み
    事例について調べてみました。
    ぜひ最後まで目を通していただけたら嬉しいです😌

『International Women's Day(国際女性デー)』とは

1900年代、アメリカとヨーロッパ全域での労働運動を起源とし、

1975年3月8日を国連によって『国際女性デー(International Women’s Day)』として制定されました。

国際女性デーとは、国や民族、言語などを問わず、女性たちによってもたらされた勇気や功績を称える日とされています。

 

最近は、街のお花屋さんでもミモザのお花が並んでいるのを目にするようになりましたね。

イタリアではこの日を「FESTA DELLA DONNA(フェスタデラドンナ)=女性の日」と呼ばれ、

身近にいる女性(お母さんや妻、同僚の方)に、日頃の感謝を伝えるためにミモザを贈るんだそうです。

 

日本でのミモザの花言葉は、「優雅」「友情」。そして、イタリアでの花言葉は「感謝」です。

身近にいる仲間や、お母さん、妻、おばあちゃん、スタッフさんへ。

ぜひ、日頃の感謝を伝える、そんな日にしていただけたらと思います😊

 

📝国際女性デーに関する過去記事

【1年目】Vol.15 社長がウィルカラジャック!??『International Women’s Day(国際女性デー)』とは・・・🍋

【2年目】Vol.28 今年は誰がウィルカラジャック・・!?今日はInternational Women’s Day(国際女性デー)!

【3年目】Vol.46 今年は誰から!?今日はInternational Women’s Day(国際女性デー)です!🌻

 

2025年のテーマ「#ForAllWomenAndGirls」
すべての女性と少女のために:権利。平等。エンパワーメントを

国連が定める2023年の「国際女性デー」テーマは、

#InspireInclusion(多様性を受け入れみなが輝ける世界を)」でした。

 

そして、今年2025年度のテーマは

すべての女性と少女のために: 権利。平等。エンパワーメントをです🌈

 

すべての人のために、そして、誰一人取り残されることのない未来のために、

以下の主要分野で、行動を起こすことが呼びかけられています。

 

💡女性と女児の権利を推進する

あらゆる形態の暴力、差別、搾取に対抗し、女性と女児のあらゆる人権のためにたゆまぬ闘いを続ける。

 

💡ジェンダー平等の推進

制度上の障壁に対処し、家父長制を解体し、根深い不平等を変革し、若者を含む疎外された

女性や女児の声を高めて、包摂性とエンパワーメントを確保します。


💡エンパワーメントを促進する

教育、雇用、リーダーシップ、意思決定の場への包括的なアクセスを確保することで、権力構造を再定義します。

若い女性と女児がリーダーシップを発揮し、革新を起こす機会を優先します。

 

”知っている(わかっている)” だけではなくて、”行動をおこすこと” が大事。

すべての人が自分らしく輝ける社会に向けて、具体的な行動を起こしていきたいですね。

UN Woman(国連ウィメン)日本事務所が掲載していたイラストです🍋
https://www.instagram.com/unwomenjapan/

2024年度のジェンダーギャップランキング
日本の順位はいかに・・!??👀

2024年も、世界のジェンダーギャップ指数が公表されました。

 

2023年の結果では、日本は146ヵ国中 125位(スコア0.647)でしたが

今回は少し順位を上げて、146か国中 118位(スコア0.663)の結果でした。

(しかし、まだまだ格差は大きく、G7では最下位のまま・・!☔

 

ジェンダーギャップ指数の上位の国は、どのような環境なのでしょうか。

今回は、その実態を探ってみました!👀🎤

世界のジェンダー平等企業ランキングと日本企業の現在地🎯

以下に記載しているのは、2022年に発表されたグローバルでみる

ジェンダー平等企業ランキングです。

 

上位には世界の企業が名を連ね、

日本企業は208位を最高位として、100位以内にない状況です。

1000位以内にランクされたのは10社のみという残念な結果となっています。

 

 

参考:Works175号(リクルート リクルートワークス研究所)

 

 

世界が目指している『ジェンダー平等』の考え方とは・・?🌎

いま世界が目指しているジェンダー平等の取り組みでは、

「Equality(平等)」ではなく、Equity(公平)に注力していると説明しています。

 

グローバル ダイバーシティ・エクイティ & インクルージョン(以下DE&I)のヘッド、ヘイデン・マヤヤス氏によると、

Equalityは全員に同じ機会や同じ支援を提供することですが、それでは必ずしも成功には結びつかないと述べています。

 

なぜなら、私達一人ひとりが異なる背景、経験、そしてニーズを持っていることから、

それぞれに適した機会や支援を提供することが重要であり、

これがEquityだということです。

 

そして、Equityの先に最終的にEqualityが達成されると強調しています。

 

きっと、この考えはジェンダーの問題に限らず、あらゆる多様性に対しても同じだと思います。

単なる「同じように(平等に)扱う」という形式的な平等ではなく、その人ごとの状況や背景を知り、

適切な支援をしていくことこそが、真の意味での公平な社会の実現につながるんだと思います。

私も、まずは相手のことを深く知るということを、大事に心がけていきたいと思います。

 

ジェンダーギャップ指数 15年連続 1位!👑
アイスランドの取り組みに迫ってみました!

抜粋記事:日本118位の調査で15年連続世界一 アイスランドってどんな国?(NHK)

 

日本は146か国中118位であることは先ほど述べましたが、

この調査で1位となったのがアイスランドです!👑

 

なんとアイスランドは、

15年連続で世界トップの座を守っています🌎✨

 

その秘密はどこにあるのでしょうか?

その成功を支える主な取り組みをリサーチしてみました👀

 

💡1.徹底した賃金格差への取り組み

アイスランドは、男女の賃金格差の解消に注力して取り組んできました。

2018年には、従業員数25人以上の企業に対して同一労働同一賃金を証明する

認証の取得を義務付けた法律、同一賃金証明法が施行されています。

 

もともと1975年当時、女性の賃金は男性の60%程度でした。

この状況への抗議として、1975年10月24日に「女性の休日」と呼ばれるストライキが行われ、

女性の9割が職場や家事を離れ、社会に大きな影響を与え、その後の改革の契機となりました。

 

2022年に当時の首相は、

「働いている男女が同じ仕事をしているなら、同じ賃金をもらう。

それは女性の経済的自立に関わる非常に重要なこと」と強調しており、

現在も12%の賃金格差の解消に向けて取り組みが続いています。

参考記事:ジェンダーギャップ指数15年連続1位のアイスランドとG7最下位の日本との「明らかな差」(FRaU the Earth)

 

💡2.男性の育児休業を義務化

アイスランドの育児休業制度が世界から注目を集めています。

2000年から男性にも育児休業取得が義務化されたことで、

現在ではパパ育休の取得率は85%に達しています。

 

この制度の特徴は、家族それぞれのニーズに柔軟に対応できる設計にあります。

パパも育児休業法の改正により、男性も女性と同じく5ヵ月の育休が義務化され、

現在では男女ともに6ヵ月ずつの育休が取得でき、さらにどちらも取得可能な6週間の期間が設けられています。

 

男女がともに育児休業を取得することで、会社や家庭での性別役割の分担意識が解消され、

 女性が出産後も働き続けやすくなり、継続的なキャリア形成を後押ししています。

 

企業側も、すべての社員が育休を取得することを前提とした人員計画を立てることで、

より効率的な組織運営を実現しています。この「当たり前」の仕組みが、より活気のある

社会の実現につながっているようです。

参考記事:日本は42年遅れてる?ジェンダーギャップ指数15年1位の国が「男性育休義務化」を推進する意味(FRaU the Earth))

 

💡3.政治分野での女性の活躍:「ジェンダークォータ制」

アイスランドの政治現場では、議会の様子が日本と違っていました。

議員63人中30人が女性で、女性割合は47.6%です。

 

特に目を引いたのは、赤ちゃんを連れて議場に参加していた女性議員の姿です。

赤ちゃんを抱えながらも議会で審議を行う姿は、日本との大きな違いを感じます。

 

また2010年には、取締役会における「ジェンダークウォータ制」が定められました。

これは個々の企業に対し,取締役会の構成メンバーに占める男女双方が一定の割合以上

アイスランドは40%以上)になることを求める制度です。

 

このような取り組みも後押しし、女性が政治や社会に進出して

活躍することが、当たり前の風土になっているのですね。

 

参考記事:日本118位の調査で15年連続世界一 アイスランドってどんな国?(NHK)

 

最後に・・・💡

世界のジェンダー平等に関する流れを調べる中で、

日本は 「標準の従業員」として、日本人、男女、異性パートナーと結婚し、

子どもがいる人を大きな軸として社会が構成されていることに気づきました。

 

しかし、現実にはジェンダーのみならず、国籍や年代、

価値観や家族の在り方など、本当に多様化しています。

 

女性だから、男性だから、という性別だけでなく、様々なバックグラウンドを超えて、

みんなが活躍できるウィルグループを作っていきたいです。


それに対応するためには、

💡 周りの一人ひとりの状況や背景への深い理解

💡 企業文化の見直し

💡 個々の人に適した支援と環境の整備

が、重要になっていくと思います。

 

2025年の国際女性デーでもテーマにあったように、

まずは、小さなことでも、私達ができることから。行動に移していくこと。

 

ウィルグループで働くすべての人が、自分らしくイキイキと活躍できる会社

みんなで作っていきましょう😊

 

ぜひ、明日の国際女性デーは、みなさんの大切な人へ

”ありがとう”と感謝の言葉を伝えてみてくださいね🍋

素敵な国際女性デーとなりますように・・😊



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