2020.05.27

大笑いした!失敗して自信を失った!没頭して学んだ!会社と仲間のことを考えた!ウィルオブ・ファクトリー幹部のコーチング研修

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鳥谷部大樹  2020年3月、住み慣れた東京から家族5人で沖縄県久米島に移住しました。サトウキビとパイナップル畑、バナナの木に囲まれた自宅オフィスから、well-being(幸せ)についての研究とワークショップ、幹部向けパーソナルコーチング、コーチングトレーニングをしています。

MGR以上の幹部13名が参加したコーチング研修

研修の前に、呼ばれたい名前、決めておきません??

ということで、

 

パブロ、サブチャン、Enter、ドラミ、ケビン、ジョニー、鑑真、ウィルトラマンセブン、しーさと、ガネーシャ、キングカズ、きんちゃん、ししょう

 

原型をとどめない、非常にわかりにくいニックネームのメンバーが集結しました。

  • 誰か~、なんでおれがパブロなのかつっこんでくれよ~
  • (誰もつっこまない空気を読んで)なんでパブロなんですか~
  • お、いい質問だな、照れるな~。これGWにはまった海外映画の主人公の名前やねん
  • 麻薬王のパブロ・エスコバル??
  • そう!めっちゃ波瀾万丈の人生でおもろかったー!

コーチング研修はコーチングを受けるところから

コーチングとは?という説明もろくに受けないまま、

研修の事前課題は、私、鳥谷部のコーチングを30分受けること。

 

 

みなさんは、事業責任者である前に、ひとりの人間。

そして、誰かを大切にする夫であり妻であり、父であり息子でもある。

ふだん見ることのない、聞くことのない、人間としてのみなさんに触れられるコーチという役柄は

感謝が自然とわく、そんな仕事だと、いつも感じています。

 

 

コーチングを通じて、その人が自分にとって真に大切なものに気が付き、向き合い、

もがいたり、悩んだり、怖気づいたりしながらも、勇気をもって一歩前進することを決める姿は、

尊くもあり、かっこよくもあり、美しくもあり、こちらこそ力づけられる瞬間だからです。

研修の中間課題は自分がコーチングを行うこと

鳥谷部から受けたコーチングをベースに、

研修ではコーチングのBeing(在り方)とDoing(行い方)について学びを深め、

翌日のDay2実施までの中間課題として部下に対してコーチングを実践してもらいました。

  • 学んだように自分ができるようになるって、本当にムズカシイ。相手のためになっていたとは到底思えない。実践してみて、自分の力に自信喪失。もっともっと学ばないといけないことがあることに気がつけた。

多くのメンバーに信頼され、慕われている事業責任者が、

自分の弱さや力不足を受け入れ、真摯に学習への意欲を高める。

それをお互いに受け入れ合い、お互いの学習材料に変える。

みなさんのこの姿に、僕はさらに信頼を覚えました。

自分の弱さを受け入れたリーダーって、かっこいいですよね。

 

 

ちなみに、コーチングの実践で促したかったものは、

うまくいこうが、いかなかろうが、その行動から学習すること。

うまくできることなんてまったく求めていないのです。

 

 

コーチングとは、その相手の行動と学習を促すものだからこそ、

コーチングを行う側が、何よりも自らの行動と学習のサイクルを回せるようになること。

これを体得する機会にしたかったのです。

幹部のこころ

2日間の研修の終盤は、対話の時間。

 

 

自分にとってのコーチングとは?

ウィルオブ・ファクトリーにとってコーチングはどんな力になるのか?

 

 

オンライン空間に集まり、ときに大笑いし、ときに自信を失い、いつでも学びに没頭していた

13人の幹部たちは何を思ったのでしょうか?

(一部を紹介します)

  • コーチングとはかたいイメージだったけど、楽しかったし、楽しんでいいんだなと思えた。コーチングで僕たちのwell-beingは上がっていくんじゃないかな。
  • 自分たちは虚勢を張らなくていいんだ。もっと自分らしくいればいいんだ。ウィルオブ・ファクトリーに過去になかったそういうことを思えるこういう場を作っていきたい。
  • ファクトリーの売上が100億円を超えたときの感動を今でも覚えている。コーチングによって、会社の業績達成のみならず、個人の目的や成長したい姿も追いかけることができる。
  • もしかしたら、会社を離れる人もいるだろうけど、コーチングを学ぶ人が増えることは、そのプロセスで自分たちの会社の大切なサービスの価値を高める力になると思う。
  • 会社が大きくなり、分業体制が当然になって、相手を信じるということに課題を感じていた。コーチングを学ぶことで、より信じあえるようになって、みんなが会社や仲間をもっと好きになると思う。

本当に素晴らしい幹部たちと、一緒によい研修を作れたことに心から感謝。

 

 

この先は、1か月間の自主トレと、それを完全にクリアした人に参加権が付与される「特訓クラス」を開催。

ファクトリー幹部の切磋琢磨はまだまだこれからです。

コーチング学習が出現させる未来

ここからは、おまけです。

まだ時間がある方は、お暇つぶしでお読みいただけると嬉しいです。

 

 

僕のコーチング学習は、仕事も自分もあまり好きではなかった時代からスタートしました。

 

 

当時はHRA(人事部の前身)に異動してまだ経験も浅かった頃、

理想の自分と現実の自分のあいだの大きすぎるギャップに葛藤していました。

とっくに過去のものとなったはずの新卒時代の惨敗すぎる日々にもとらわれ、

自分の可能性や成長をいまいち信じられない日々を過ごしていました。

いつトンネルの向こうに小さな光が見えるのだろうという焦りや不安を努めて隠しながら、

目をキラキラと輝かせる希望に満ちた内定者や新卒をリードし、

自分が辛くなるようなポジティブなコミュニケーションをしていたことも思い出します。

 

 

そんな僕だったからこそ、夫婦関係や親子関係にも、そして健康にもお金の使い方にも、

少なくないネガティブな影響があったのではないかと思っています。

 

 

しかし今ではこんな会話をすることがあります。

 

 

「どうやってそれを乗り越えられて、今は仕事を楽しめているんですか?」

「コーチングを学んだからですね」

「コーチングって、誰かのために行うものだと思うのですが?」

コーチングは誰かの手助けになるのみならず、学んでいる自分を変える手助けにもなるんです。

 

 

これが数年来コーチングに向き合ってきた僕の実感であり、

最近増えているコーチングについての研究が示していることなのです。

 

 

きっと、コーチングを学習することは、受けることは、素晴らしい未来を出現させるでしょう。

そのプロセスと未来を、より多くの人と分かち合いたいです。



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鳥谷部大樹 
2020年3月、住み慣れた東京から家族5人で沖縄県久米島に移住しました。サトウキビとパイナップル畑、バナナの木に囲まれた自宅オフィスから、well-being(幸せ)についての研究とワークショップ、幹部向けパーソナルコーチング、コーチングトレーニングをしています。

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