【ウィルカラ】Vol.7 『自己肯定感』を高めるためのステップとは?
-
こんにちは!
ウィルカラ SA営推の上谷です。
今回は「男女脳」にまつわる第2弾!
前回、有名な書籍を例に挙げ
日常のコミュニケーションにおける具体的な事例と
男女の思考の違いについて、ご紹介しました。
今回は、男女の思考の違いは、どこから来るのか?
その違いによって仕事面には、どんな影響があるのか?
について、ご紹介します!
▼男女脳に関する第1弾の記事はこちら!是非チェックしてくださいね😊
「【ウィルカラ】Vol.2 「話を聞かない男」「地図が読めない女」」
科学的な脳の違いは??
恋愛や仕事において、
「男女の考え方は違う」とよく言われますが
その違いについて科学的な根拠はあるのでしょうか?
結論からお伝えすると、明確な違いは証明されていません。
神経系で男女で違いがあるとも言われていますが、思考の違いにつながるという
直接的な関係は提唱されておらず、科学的な根拠は立証できていないそうです。
では、どうして考え方の違いが生まれてしまうのか?
有力とされている要因の1つは「ステレオタイプ(先入観や固定概念)」です。
(参照:https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/the-heart-knows-gender-free)
「男の子なんだから泣いたらだめ」「男の人は強くありなさい」「仕事は男性がするものだ」
「女の子なんだからおしとやかにしなさい」「女の人は家庭を守るべきだ」「育児は女性がするものだ」
こんなステレオタイプな言葉を、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
(↑上谷は幼い頃、おしとやかにしなさいと言われるのが嫌で空手を始めました。)
人間は、複雑な問題を効率的に判断しようとする際、物事を単純化する傾向があると言われています。
本来複雑な「相手を理解する」という過程を省略して
一見わかりやすいステレオタイプを用いてコミュニケーションを行ってしまった結果
誤った偏見が生まれ、すれ違ってしまうといったことが起きてしまいます。
そして、このステレオタイプがもたらすとされているのが、自己肯定感の低下です。
自己肯定感とは、他者と比較することなく、ありのままの自分を認め尊重することで生まれる感覚であり、
物事を前に進めるための力強い原動力となります。
日本は、世界の先進国の中でも自己肯定感が低い国とされており、
「自分自身に満足している」と回答した人の割合が
日本以外の他国では70%以上である一方で、日本は45%と顕著に差がでています。
ルッキズム(外見至上主義)
エイジズム(年齢による偏見・差別)
セクシズム(男はこうあるべき、女はこうあるべきなどの性差別)
上記の3つが要因で、自己肯定感の低下を招いているといわれています。
自己肯定感が低くなると、
「自分なんかができるわけない」と反射的に失敗しそうなことは避けて
新しいことに挑戦しづらくなるなどの行動につながってしまう恐れがあるそうです。
では日々の仕事において、ありのままの自分を認め、
ポジティブな気持ちで業務にあたるにはどうしたら良いでしょうか?
女性の「役職」に対する考え方
政府は、女性活躍の指標として
指導的地位に占める女性の割合を30%にするという目標を掲げました。
当社では、指導的地位=MGR以上の管理職と定義していますが、
女性たちは「役職」に対しどのような意識があるのでしょうか?
ウィルグループの人事アンケート結果を見てみましょう。
「将来、管理職(MGR以上)への役職を目指していますか。」という問いに対し、
「はい」と回答した割合は、
男性:65.8%
女性:23.0%
となりました。
また、「MGR以上へ昇進を希望しない」と回答した人の理由の上位はこちら。
男性:まだキャリアを描くことができていないから、報酬面でのメリットが少ないから
女性:自分に管理職は向いていないと思うから、リーダーシップをとる自信がないから
男性は、給与アップや賞与アップなど報酬面でのメリットを求める傾向があるのに対し、
女性は、自身のスキルや自分に管理職が務まるか自信がないため、役職を望まないといった回答が目立ち、
昇格に対する考え方においても、女性の自己肯定感の低さが表れているようです。
これらは「男女脳」の特徴であり、「男性は男脳、女性は女脳である」
「男性脳・女性脳どちらが優れている」というお話ではありません。
一人ひとりが何を働きがいと感じているのか、相手の価値観は何なのか、
まずは相手のことを理解することを意識してほしいなと思います。
自己肯定感を高めるためのステップとは?
では、自分自身や一緒に働く仲間が
より自分らしく、イキイキと働くためには、どうすればよいのでしょうか。
自己肯定感を高めてもらうために効果的なことには、以下の例が挙げられています。
・自分(相手)のことをよく知り、長所や強みを理解すること
・小さな成功体験をたくさん経験すること(経験させること)
・自分(相手)の成果やプロセスに対して承認や賞賛すること
そして、相手のやりがいは何なのか?何に価値を感じるのか?
相手を知るために効果的とされているのは「アクティブリスニング」です。
相手が話すことを共感と理解をもって聞き、
その言葉から事実や話し手の感情をつかむコミュニケーション手法とされています。
気になった方は是非調べてみてくださいね!
記事を通して、お伝えしたかったのは、
自分の尺度ではなく「相手のことをよく知り理解してほしい」ということ。
相手の「印象」や「結果」というのは目につきやすいし、それほど意識を向けなくても気づきやすいものですが
その人の「強み」や「仕事のプロセス」というものは、
意識を向けて日々相手のことを観察しつづけなければ発見することができません。
だからこそ、日々努力していることを、周囲の人が発見して承認・賞賛しあえることで
「こんなところまで見ていてくれるんだ」と感動や、この上ない勇気とパワーを与えることにつながります。
お互いに認め合い承認し合える組織って、めちゃくちゃ素敵ですよね!😊
-
1対1が難しければ、組織として取り組むなど工夫して、
小さいことからでも明日からの業務に是非取り入れてみてください!
女性はもちろん、
社員全員がお互いの個性を認め、理解し、活躍できる組織を目指して
ウィルカラはこれからも活動していきます!
次回予告!「仕事×育児」企画の第3弾!👠
次回のウィルカラは、
これから育休・産休に入る予定のあの方にお話を伺いました!
妊娠したら、まず誰に相談したの?
妊娠中に、仕事をするうえで困ったことはある?
お話を聞く中で、彼女の悩みや不安を打ち破るほどの
周囲の仲間の優しいサポートや暖かな気持ちが伝わってきました😊
来週のウィルカラも見てくださいね!
(参照:https://www.mottainaihonpo.com/kaitori/contents/cat07/067-jikokouteikan-takameru.html)