2021.11.11

災害時子ども支援アライアンス『sonaeru(ソナエル)』活動をご紹介!

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WILLハート会 一般的に「社会貢献活動」といわれることを企画・運営しているウィルグループ社員による有志の組合です。
  • こんにちは!WILLハート会運営事務局の上谷です。
    今回は、ウィルグループが行っている災害時の子ども支援活動「sonaeru(ソナエル)」の
    活動報告をさせていただきます。

sonaeru(ソナエル)とは?

災害時にサポートが行き届かない子どもたちへ迅速に教育支援を届けるため、

2019年8月1日にウィルグループとNPO法人カタリバとの間で支援アライアンスを締結しました。

ウィルグループは現地へ「人材」「車」「場所」を提供し、

カタリバと一緒に協力し合い、最大3か月間の支援活動を行う取り組みです。

 

▼過去に行ったsonaeruの活動はこちら

https://big-smile.willgroup.co.jp/articles/4413.html

今回の活動

令和3年7月3日10時30分頃、梅雨前線による大雨に伴い、静岡県熱海市で土石流が発生。

標高約390m地点の上流部で発生した崩壊が土石流化したことにより、下流部で甚大な被害が発生しました。

 

実際の被災現場。
土石流の跡が被害の大きさを物語っています。

いつもある風景の一部が、1日にして殺風景な土地へ変わってしまいました。

今回はウィルオブ・ワークから3名の社員が活動に参加してくれました。

 

ヘルスケア事業部 キッズケア営業部 重森さん

ファクトリーアウトソーシング首都圏・東海営業部 東京支店 松下リーダー

ファクトリーアウトソーシング事業部 戦略推進部 営業戦略推進グループ 吉見さん

 

現場の状況について、お3方へインタビューを行いました。

活動を終えて・・・

  • お3方、よろしくお願いいたします!
    具体的に、現地で行った取り組みを教えてください。
  • 大きく分けて、中高生への教育支援と2歳~小学生の遊び支援の2つの支援があり、
    3名とも後者を担当しました。
    施設を訪れた子どもたちと、カードゲームやボードゲームで遊んだり、
    宿題を一緒にやったりするのが主な活動内容です。
  • 子どもたちのリアルな様子はいかがでしたか?
  • 子どもたちはみんな明るく、人懐っこい子が多かったように思います。
    どの程度被害にあったのか、どのくらい落ち込んでいるのかと考えながら
    現地入りしましたが、皆普段通りに見えていました。
    被災したことを感じさせないパワフルさと状況適応力を感じたように思います。
  • みんな顔見知りのようで仲がよく、学童のような雰囲気に近いです。
    ただ、ふとした時に被災状況を報告し合っていたり、
    今後の引っ越し先や死について話しているのを聞いたとき、
    被災した事実はしっかり刻まれていると感じたのが本音です。
  • 上級生が下級生の面倒を見たり、みんなでできる遊びをしたりと和気藹々としていまいた。
    でも、昼食で支給される1つのパンに不満を持ちながらも文句言わず受け入れていたり、
    被災した当時の話をしたり、誰かと時間を過ごすことでわだかまりを消化しているようでした。
  • カタリバがあることで、被災した事実を受け入れ、
    現実に向き合うことができているのかもしれないですね。
    今回のサポートを通しての所感を教えてください。
  • 被災地に行ったという感覚がないくらい明るい子どもたちに触れ、
    被災したから避難しているという状況を受け入れ、
    普段通りに振る舞うことで日常を取り戻しているように感じました。
  • 子どもたちの元気さについ忘れがちになりますが、子どもたちには被災の事実が
    刻まれているため、サポートにつながっているか不安に感じることもありました。
    一方で、子どもたちの居場所があることで、子どもの親たちにとって
    大きなサポートになっていることも気づきました。
    (アンケートの結果をカタリバさんから共有いただきました)
  • 親御さんの声を聴き、直接的な作業だけが支援ではないと気づきました。
    また、様々な地方からボランティアの方々が来ていたため、
    交流を通して想いや生きる上で大事にされていることを知ることができ、
    自身の生き方を考えるきっかけをもらいました。
  • みなさんそれぞれに子どもたちを通して感じる、考えることがあったようですね。
    最後に、今後被災地に必要だと感じたことを教えてください。
  • 「普段通りに振る舞うこと」だと感じます。
    被災すると生活はガラッと変わりますが、根本的な衣食住は変わりません。
    必要以上に落ち込んでしまうという事態を防ぐために、
    サポートする側は笑顔や明るさを与えるという意味で、普段通りが大事なのではと思います。
  • 風化させないことです。
    街中にはボランティアへの張り紙が多数あり、
    メディアでは知りえない支援を求める声を現地で感じました。
    市が機能していないことへの不安の声も目の当たりにし、
    長期にわたるサポートが必要だと感じます。
  • 大人同士の関係構築の場が必要だと感じます。
    家が崩壊した際は長期での支援が必要になることや、
    そんなもしものときの協力体制を築くことが
    地域での横のつながりが薄れている現代では、より重要になってくると感じます。
  • 皆さんが感じ取った事、ハート会でしっかり継承していきたいと思います。
    お3方、ありがとうございました!

『災害によって未来の希望が閉ざされる、そんな子どもを一人も生み出さない』

ウィルグループは、これからもsonaeru活動を通して子どもたちへ笑顔と安心を届けます!

災害は、いつ発生するか誰にも予測できません。

だからこそ、災害発生時に必要な教育支援を迅速に届けることができるよう、

『災害によって未来の希望が閉ざされる、そんな子どもを一人も生み出さない』よう、

これからもハート会は、カタリバと一緒に「sonaeru」の活動を続けていきます!

ご興味のある方・各種お問い合わせはハート会事務局までご連絡ください。



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この記事を書いたレポーター

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