2024.08.07

【8/10は”ハート会の日”】第3弾 これまでの支援活動~子ども達の“ワクワク”を育てる~

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WILLハート会 ウィルグループの有志社員で構成される、子どもたちのために寄付や支援活動を企画・運営する団体です。
  • こんにちは!
    WILLハート会事務局の山本です。

    『WILLハート会の日』にちなんだシリーズ企画も、第3弾となりました。
    前回の記事はご覧いただけましたでしょうか?

    WILLハート会はこれまで、“元なでしこJAPANの永里選手の女川訪問”をはじめ、
    様々な活動をしてきましたが、一番の特徴は『社員参加型』の支援です。

    熱い想いをもった3団体とのご縁から、
    子ども達に対してどんな支援が生まれたのか。

    今回はパートナー団体と行った過去の取り組みの中から、
    現在に続いている社員参加企画7つをご紹介します!

🍉 8月10日 WILLハート会の日2024企画🍉 バックナンバー(ぜひこちらも併せてご覧ください!)

📝 第1弾 WILLハート会の歴史 ~発足のきっかけ、加入者数の推移~

📝 第2弾 WILLハート会のパートナー紹介

1.しくじり先生

#パートナー団体:カタリバ

#支援対象:中学生

#支援先:宮城県女川町(女川向学館)・岩手県大槌町(大槌臨学舎)

 

今のWILLハート会のスタンスである

ウィルグループ社員が現地に行って子どもたちに直接支援をする】という、『お金以外の支援』。

 

この記念すべき1回目が、2016年2月に宮城県女川町で行った『しくじり先生』企画でした。

当時はまだ道路のひび割れが残っており、住民の方々は仮設住宅や仮設商店街での生活が続いていました。

町は少しずつ復興はしているものの、被災してから5年間、

懸命に復興に向けて日々を生きる大人を見る中で、子どもたちは夢を抱いたり語ったり、

目標を見つけて頑張ろうということが言いづらくなってしまっていたのです。

 

しくじり先生という企画は、

 『今立派に生きているように見える大人も、昔は色々なしくじりをして、それでも乗り越えて今がある』。

そんな経験談を通じて、子ども達が未来を考えたり、一歩踏み出す勇気を持てるきっかけにしてほしい

という願いで、始まりました。

 

参加した子ども達は熱心で真剣な態度で、将来の夢や、

中には現在の悩みなどを初めて誰かに打ち明ける子もいました。

 

その後、しくじり先生はWILLハート会の恒例企画となり、

追加イベントとしてお寺での夏合宿も開催されました。

 

そして大槌の支援先にも展開し、今では大槌でのメインプログラムの1つになっています。

2.オンライン英会話

#パートナー団体:カタリバ

#支援対象:中学生

#支援先:岩手県大槌町(大槌臨学舎)

 

2019年に世界的にコロナが流行し、

その影響はWILLハート会にもやってきました。

 

現地に行って支援ができない。でも、支援の手は止めたくない。

そんな時に生まれたアイデアが、『オンライン』での支援でした。

 

当時子どもたちがオンラインとして行っているのは学校の授業でした。

でも、WILLハート会がやるのであれば、「ただ勉強を教える」では当然意味がありません。

 

どうしようかと考えている時、カタリバさんからある想いを教えていただきました。

「大槌町は地元で生まれ育った人たちが多く、なかなか外を知る機会が少ない。

これから未来を創っていく子ども達が、より広い世界に興味を持てるようにしたい」

このカタリバさんの想いが重なり、WILLハート会ならではの『オンライン英会話』が誕生しました。

 

 

当日はウィルグループの社員が先生を担当し、2日に渡って各回30分のオンライン授業を開催。

Day1:海外を知る

Day2:海外を体験する

オンライン英会話は、しくじり先生と並ぶ、大槌での人気企画となりました。

3.キャリア応援団

#パートナー団体:カタリバ

#支援対象:中学生

#支援先:宮城県女川町(女川向学館)

 

女川向学館・大槌臨学舎の支援を続ける中で、カタリバさんからある課題の相談をうけました。

「しくじり先生に参加してくれた当時中学生だった子ども達も高校生・大学生となったが、

卒業するとどうしても支援の手が届きにくくなってしまう。彼らに対して、何か一緒に支援ができませんか」

 


WILLハート会の答えは当然YES!

そうして生まれたのがキャリア応援団です。

 

『キャリア応援団』では、

ウィルグループの新卒採用時の自己分析プロセスを応用しました。

 

約1か月をかけて、参加する子どもたちが過去や現在を振り返ったり、

未来の自分を見つめるお手伝いを、対話を通して支援しました。

 

被災地という枠組みを超えて、自分自身のキャリアに向き合い、無限大の可能性を信じてほしい。

ウィルグループの社員だからこそできる支援のひとつの形でした。

4.全国高校生マイプロジェクト

#パートナー団体:カタリバ

#支援対象:高校生

#支援先:全国

 

全国高校生マイプロジェクトは、

これまでの企画と違い、カタリバさんがすでに実施されている企画です。

 

これまでの支援実績から「ウィルグループの社員さんに、子どもたちのサポーター役をお願いしたい」

という声をいただき、参加させていただいています。

<マイプロジェクトの詳細はこちら>
https://www.katariba.or.jp/activity/project/myproject/

 

身の回りの課題や関心をテーマにプロジェクトの立ち上げ、

実行を通して学ぶ高校生を対象とした探求型プログラムを通じて、

彼らの未来への創造力を育む取り組み。

 

参加した社員は、社会人の視点でアドバイスを行いました。

5.スペシャルチャレンジJr.プログラム

#パートナー団体:ine

#支援対象:高校生

#支援先:島根県雲南市

 

”日本一チャレンジに優しいまち”を掲げている島根県雲南市。

その雲南市とのご縁は、パートナーであるカタリバさんが不登校支援や

キャリア教育プログラムを運営企画していたことからでした。

 

当時カタリバ担当者が独立して「キャリア教育プログラム」の事業譲渡を受けた際、

「ぜひWILLハート会さんの力を貸してほしい」とお声がけいただき、今に至っています。

<全国各地から集まったサポーターの方々。子どもたちの支援の打ち合わせをしています。>

 

高校生が身の回りの「困った」からビジネスを生み出し、市に自らプレゼンをして予算を採りつけ、

実行に移すという、約1年間に及ぶ一連のプロジェクトが『スペシャルチャレンジJr.プロジェクト』です。

昨年はineとコラボし、WILLハート会として初めての社内向けウェビナーも開催しました。

WILLハート会はサポーターとして、今年も支援を行っています。

6.女川商売塾

#パートナー団体:まちとこ

#支援対象:小学生

#支援先:宮城県女川町

 

女川商売塾は、WILLハート会として

初めての『小学生』を対象にした支援プロジェクトです。

 

女川は秋刀魚の収穫が盛んで、震災前から秋刀魚が捕れる時期に

「秋刀魚収獲祭」を行ってきました。

 

震災後 規模を小さくしながらも途絶えず実施してきたお祭りはコロナ禍で一度ストップし、

2022年から「おながわ秋の収穫祭」として再び復活、女川の風物詩となっています。

 

女川商売塾は、そんな秋の収穫祭で、子どもたちが自分達のお店を出店し、

社会や働くことへの接点をつくり、興味関心が広がることを願った支援企画です。

 

「何を売ろうか?」「金額はどうしたらいいかな?」

「たくさん売るためには、どうやったらいいかな?」

たくさん考えながら迎えた当日、子どもたちが用意した商品は見事完売!

 

自分たちで考え、販売し、誰かに買ってもらうという流れの体験は、

子どもたちにとって決して簡単なものではありませんでしたが、参加した子どもたちからは

「働くこと・お金のことを考えるきっかけになった」という声が挙がっていました。

 

商売塾はWILLハート会の新たな企画として、「おながわ春のまつり」に繋がっています。

7.sonaeru

#パートナー団体:タリバ・行政・その他アライアンスパートナー

#支援対象:支援を必要とする子どもたち

#過去の支援先:長野県・熊本県・静岡県・石川県

 

いつどこで災害が起きるか分からない日本。

震災直後の被災地において、大人は復興に追われ、子ども達のことを見る時間がなかなか取れません。

これまでの遊び場も、避難所になったり、瓦礫で立ち入れなかったり、

大人に甘えることもできず、急に居場所がなくなっていく子ども達。

 

そうした子ども達の居場所づくりを支援し、子どものケアと大人の

復興時間の捻出両方を生み出すことを目的として生まれたものがsonaeruです。

 

災害時にパートナー間の強みを生かし、迅速に支援を行えるように、

2019年8月1日にウィルグループとNPO法人カタリバとの間で支援アライアンスを締結しました。

sonaeruはWILLハート会で唯一、

被災中の子ども達の支援を行うプロジェクトです。

 

初めてsonaeruが発動したのは、

締結2カ月後、長野県での台風19号による洪水災害でした。

 

最初の発動以降も、2020年の熊本県人吉市での豪雨による洪水災害、2021年静岡県熱海市での洪水被害に発動し、

そしてまだ記憶に新しい2024年1月に発生した石川県能登半島地震でも発動をしました。

 

能登半島地震の際は、震災発生わずか2日後には事務局が現地視察、

その数日後には現地子どもたちへの支援が始まりました。

<支援先である『みんなのこども部屋』。延べ1,000人以上の子ども達が利用しました>

 

能登半島地震ではsonaeruの支援にとどまらず、これからの石川県をどうしていくのかについて

住民たちが話し合う「のと未来トーク」(石川県庁主催)の運営サポートも行いました。

最後に

東日本大震災を機に、数多くの被災した子ども達を支援してきたWILLハート会。

 

今こうしてWILLハート会が活動を続けてこられているのは、

々の支援に想いを寄せてくださった方々、寄付をしてくださった方々、活動に賛同し参加してくださった方々、

そんな皆さんがいてくださったからこそです。

 

本当にありがとうございます。

 

今後も被災地での支援を継続しながら、さらに全国各地へと輪を広げ、

子ども達のワクワクを支援していきます!

 

ぜひ、引き続きのご協力をよろしくお願いいたします!

次回予告📢
ハート会が制作してきた"オリジナルノベルティ"をご紹介します!🎁

明日のハート会の日Week第4弾では、

WILLハート会がオリジナルで作成したノベルティを一挙ご紹介!

 

見たことあるものや、もしかしたらすべてを持っている

スペシャルなハート会会員の方もいらっしゃるかも・・!?

 

そして、今年は新たに

皆さんにお届けできるものがあるかも・・・!??🎁

 

皆さんはいくつ知っているか、ぜひご覧ください!✨

明日のハート会Weekも、お楽しみに!😊



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この記事を書いたレポーター

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