2023.01.06
3年ぶりに岩手県・大槌臨学舎を訪問!中高生に向けて、しくじり先生の授業を開催しました【WILLハート会】
WILLハート会
ウィルグループの有志社員で構成される、子どもたちのために寄付や支援活動を企画・運営する団体です。
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こんにちは!WILLハート会事務局の齋藤です。
今回は、昨年12月9日に行った恒例企画である”しくじり先生”の実施風景をご紹介します!
しくじり先生とは??
ウィルグループの社員が講師となり、子どもたちに自身のしくじり体験を伝える企画、
それが『しくじり先生』。
2016年に第1回を開催し、今年で6年目のロング企画です!
この3年間はコロナ禍によってオンラインでの交流しかできていませんでしたが、
感染対策をしっかりと行った上で「リアル(対面)」で子供たちに授業を届けることを目標に
今回は企画を進めてきました。
3年ぶりのオフライン実施を試みたのは、支援先であるカタリバのスタッフさんからこんな言葉をいただいたから。
「子供たちにぜひ会いに来て下さい。しくじり先生をみんなが待ってますよ!」
「前回中学1年生だった子はもう高校生になっています。相談に乗ってあげてください。」
待ってくれている子供たちが確かにいて、
楽しみにしている子供たちが確かにいる。
『絶対に現地で、リアル(対面)で、子供たちに授業を届けたい!』
そう感じさせてくれた言葉でした。
また、この春、大槌臨学舎に着任された先生から、こんなお声がけをいただきました。
「今回はよろしくお願いします。覚えてますか?
実はわたしも中学生の時にしくじり授業を受けさせて頂いた生徒のひとりです。」
昔の生徒さんが今は先生に、、、
再会の喜びも
感謝の言葉を頂けたことも
その言葉で胸が熱くなることも
全ては、ハート会を支え続けてくれている社員の皆さんのおかげです。
感謝しかありません。ありがとうございます。
前置きが大変長くなってしまいましたが、、
今回も、自ら手を挙げて参加してくれた仲間達がいます。
そんな彼ら、彼女らの奮闘姿と熱い想い、感想をどうぞご覧ください!
しくじり先生 メンバー紹介!~魂の先生宣言~
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WRK-HE甲府 黒沢 梨紗さん(ニックネーム:ちゃんり)
小学校、中学校、高校、大学と学生時代を過ごす中で、
「これが正しい!これは間違っている!」と、
どこか社会に抑え込まれている部分があると思います。
それが社会人になると、今まで求められてこなかった「自分らしさ」を急に求められ、
虚無感に襲われた人も多いのではないでしょうか。
大人になってから迷わないように、若いうちから知見を広げ、
出た杭で打たれたとしても負けないくらい強く成長してほしい。
その踏み台になれればという想いで、大槌の子供たちに私のしくじりを伝えてきます!
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WRK-FO川越第二 大久保 雅史さん(ニックネーム:ぼんちゃん)
私の39年間の人生はしくじりを経たからこそ、実りある今に繋がりました。
今でもたくさんのしくじりをします。
中高生の皆さんにとって親御さんと変わらない年齢の人でもたくさんしくじっていること。
しくじること自体はダメなことじゃないこと。
だからこそよくなる未来があるんだと一生懸命伝えてきます!
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WIL-人事本部 髙尾 亜里沙さん(ニックネーム:ありちゃん)
自身のヤングケアラーとしての経験をもとに、
今まで私自身が自分のいる環境とどう向き合いながらどのように進路選択を行ってきたのか、
私から大槌の学生の皆さんに伝えられることがあれば、、、と思い参加を決めました。
これまでの自分の人生を振り返りながら、頑張ります! -
WRK-FO東京 小椿 翔也さん(ニックネーム:ばっきー)
未来の若者たちに『挑戦することに対する勇気』を届けたいと思い、参加を決めました。
自分自身、家庭環境という面で「友達とは違う」違和感や不安を抱きながら生きてきました。
その中で、新しいことに挑戦したことで大きく人生が変わりました。
今になって思います。あの時挑戦していなかったら。一歩目の勇気を持てていなかったら。
みんなそれぞれに人生があり、同じように違和感や不安を抱いている人もいると思います。
今を生きる子供たちへ『挑戦することに対する勇気』を届けにいってきます!
しくじり先生本番!授業の様子!
いよいよしくじり先生の本番です。真剣に語りかける様子がコチラ!
手作り紙芝居で生徒の心にアタックするありちゃん先生!
ばっきー先生はオンラインで熱血授業中🔥
どの先生の話を聞いているのでしょうね☺
しっかりとメモをとって話を聞いてくれています。
(プライバシーの観点からモザイク処理しています)
しっかりとメモをとって話を聞いてくれています。
(プライバシーの観点からモザイク処理しています)
アニメーションを駆使して感動授業を行うぼんちゃん先生
高校生の進路相談に真剣に向き合うちゃんり先生
授業終わりの懇談タイム。悩みを打ち明けてくれる子もいました。
最後はみんなでお見送り!!
しくじり先生授業を終えて
- みなさん、お疲れさまでした!講師として企画に参加した感想を教えてください!
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大槌までめちゃめちゃ遠かった!!!というのは冗談で(笑)
自分自身の自信に繋がりました。
今回、こうして公の場で自分のしくじりを笑って話すことができましたが、
当時は誰にも知られたくない黒歴史でした。
今回の企画を通して、自分の過去を振り返り、向き合い、話せるまでになったんだなと、
私にとっては自分の成長と辛かった過去を受け入れられたと感じる、
温かい瞬間になりました。 -
準備を含めて約1か月半。
これだけ自分の半生を振り返ることはこれまでなかったので、
これからの自らの成長に役立てる気がします。
本番では、生徒のみんなが真剣に話を聞いてくれて、
将来を見据えて考えている姿に感動しました。
また、他事業部の方とかかわりあえた経験は、他では味わえないものでした。
いい経験をさせて頂き、ありがとうございました。 -
特に印象に残ったエピソードがあります。
しくじり授業が終わって最後に学生のみんなをお見送りする時、
一人の学生が私に歩み寄ってきて
「私もヤングケアラーなんです...」と話をしてくれました。
そして、
「環境を言い訳にしないでいろんなことに挑戦します!頑張ります!」と言ってくれました。
しっかり想いが伝わったんだとホッとしたと同時に、
私の体験が誰かの気づきになれたことがとても嬉しかったです。
今回の経験で、私自身の次の目標へ大きく一歩前進したと思います。
自己成長へ繋がる機会となりました。
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今回、僕はオンラインでの参加となってしまいましたが、
「ばっきー、ばっきー」と画面上で呼んでくれて、とても嬉しく、楽しく、
現地で本当に参加できているかのように授業を行うことができました。
学生のみんなは、将来の夢をしっかりと持っていてすごいなと思ったのと同時に、
学生時代の自分はこんなしっかりしていなかったな…と、
逆に自分自身の襟を正す良い機会になりました。
みんなの素敵な夢に負けないぐらい大きな夢を持って、これからも頑張りたいと思います。 - ありがとう御座いました!最後に未来のしくじり先生に向けてアドバイスありますか?
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是非!皆さんにも参加してもらいたいです。
私自身、正直3.11の記憶は時間と共に風化し、どこか他人事になっていました。
今回、実際に現地に行ってみて、道路や家、線路や防波堤など
生活面での復興は進んでいますが、まだまだ手を必要としている部分が
あるのではないかと感じました。
また、被災した方々の当時の話を聞くこともでき、しくじり先生のような企画を通じて、
もっと力になりたいと思いました。
だからといって、じゃあ何が自分にできるかはわかりませんが、
これからボランティア活動の機会があれば
「しない」選択より、「する」選択をしたいと思います。
皆さんもきっとやりがいを感じられると思います! -
テレビでやっているような「しくじり」ヒストリーがなくてもいいです。
受験で失敗、プライベートでの失敗、些細なことでも、
真剣に伝えれば必ず子供たちに響きます。
未来のある子供たちに1つでも多く、皆さんの経験話を届けましょう。 -
自分自身の今までを辿ることで、これからの人生をどのように過ごしたいか、
経験をどう活かしていくかを考えるきっかけになりました。
また、しくじり先生は学生の皆さんと一緒に成長できる素敵な時間です。
少しでも興味があったら是非参加するべきです!
社内の方々と事業部を超えて一つの企画に取り組む機会もなかなか無いので、
そのような面から見ても貴重な時間を過ごすことができますよ! -
今回参加して、何かを伝えて誰かに何かを与えることができたというよりも、
自分の経験を話し、子供たちと触れ合うことで、自分自身の大きな学びになりました。
このしくじり先生への参加が、自分のこれからの人生に良いきっかけを与えてくれました。
しくじり先生に必要なことは、特別な経験などでは決してなくて、
参加することに対する熱意や挑戦だと思います。
これから参加される皆様、ぜひ自分なりのメッセージを発信してほしいと思います。
頑張ってください!
- 皆さん!今回は参加して頂き、本当にありがとう御座いました!
とてもいい写真ですね!!
しくじり先生をきっかけに、子どもたちの未来が明るくなることを願って…
しくじり先生をきっかけに、子どもたちの未来が明るくなることを願って…
ご興味のある方・各種お問い合わせはハート会事務局までご連絡ください。
この記事を書いたレポーター
WILLハート会
ウィルグループの有志社員で構成される、子どもたちのために寄付や支援活動を企画・運営する団体です。