人的資本に関する講演会
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お疲れ様です。WIL吉野です。
毎年言っている気がしますが、早いもので2022年も残すところ1週間。
皆さんはどのような年末年始を過ごしますか?
今年を振り返ったり、これからのことを考えたり、だらだらしたり、、、
ぜひ思うがままにお過ごしください!
さて、そんな年の瀬ですが、
グループ幹部を対象に人的資本に関する講演会を実施しましたという記事です。
ぜひご覧ください!
人的資本って??
読んで字の如くですが、『人は資本である』ということです。
今までは人を資源(Human Resource )として捉え、
それを管理するといった考え方で人件費はコストとされてきました。
それに対し、人を経営に必要な資本(Human Capital)として捉え、投資するものであるといった考え方で、
人の持つ能力やスキルを資本とし、その価値を最大限に引き出すことが、企業の持続的な成長に必要不可欠だとされています。
最近、バズワードと化している人的資本ですが、実は日本には昔から同じような考え方があります。
それは近江商人の精神である「買い手よし、売り手よし、世間よし」の『三方よし』の考え方です。
売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという考え方ですが、
バブル崩壊後、雇用と賃金の両面から人件費を抑制、人への投資はコストであるといった考え方に転換してきたと言われています。
人を資本として捉え、投資し、企業価値を高める。これは今の時代であれば当たり前のことだと思います。
ただ、投資をするからには、何にどれくらい投資をして、何をどれくらい生み出すのか、そもそもなぜそれに投資をするのかといった人事戦略が大切です。
それと同時に、株式会社である以上、経済的価値をしっかりと生み出すための経営戦略も大切です。
人的資本に関する講演会の実施
そこで、人的資本の本質や経営戦略と人事戦略の連動などを理解するための講演会を幹部向けに実施しました。
慶応義塾大学特任教授の岩本隆教授をお招きし、松下幸之助さんの言葉である『企業は人なり』をキーワードにご講演いただき、後半には『ウィルグループの企業は人なり』についてディスカッションをしました。
出典:岩本教授講演資料(リアル開催の様子は写真に抑えそびれてしまいました…)
講演やディスカッションを通じ、グループとして取り組むべきことをなんとなくでもイメージできたような気がします。
岩本教授ありがとうございました!
最後に・・・
今回は人的資本に関する講演会を実施しましたが、人的資本は非財務情報の一部にすぎません。
ただ、人材サービスを展開している私たちにとって人的資本は、価値創造の源泉の大部分を占めるとても重要なものです。
人的資本に関しては教科書的な存在として『人材版伊藤レポート2.0』というものが発行されています。
有名な資料なので既に目を通している方が多いとは思いますが、まだの方がいればぜひ見てみてください。
▼人材版伊藤レポート2.0
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinteki_shihon/pdf/report2.0.pdf
ここまでご覧いただきありがとうございました!