【ウィルカラ】Vol.12 パパレンジャー HE静岡支店 早矢仕 佑次さん「大切な家族のため、育児を手伝うではなく『一緒に考え、参加し、共有すること』が大事」
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お疲れ様です、HEKCの棟久です。
ウィルカラ第12弾は、大好評の『ママレンジャー』のスピンオフ企画
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パパレンジャーへインタビューをいたしました♪
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男性の育児休業取得や育児参加は今後更に必要になってくると言われていますが、取得率は低く女性が育児休業を取得する際より情報が足りていないのが実情です。
ウィルグループでも1ヵ月以上育児休業を取得された男性はまだまだ少ない状況です。
そんな中、先駆けて取得されたHE事業部静岡支店の早矢仕さんへ、育児休業のあれこれをお話伺いました☺
支店長をしながらの取得は、環境整備等大変なことだと思いますが
【 約3か月間 】取得されました!
早矢仕さんが育児休業を取得したご理由や、取得後の気持ちの変化などご紹介いたします。
▼profile
【入社】
2016年年5月入社 株式会社ウィルオブ・ワーク ヘルスケア事業部 配属
【現在のお仕事】
ヘルスケア事業部 静岡支店 支店長
支店運営・介護スタッフさんのコーディネーター業務・メンバー育成等
【家族構成】
奥様・お子さん4人(13歳・10歳・2歳・1歳)
Q:育児休業はいつから、どのくらい取得されましたか。
子供が産まれた直後の2020年11月~2021年1月末までの約3か月間です。
年末年始の休暇もあったので、休みを挟んで育児休業を取ることができました。
–出産直後からのサポートは大事ですよね。上にお子さんもいますし、奥様も心強かったでしょうね。
そうなんです。
当時、3番目の次男がまだ1歳だったので、
「赤ちゃんと1歳児を同時にお世話するのは、、大変だ!」と僕も思いました。
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~育休プチ情報 🎉~
・育児休業は、男女問わず取得することが可能です
・男性の方は、妻が「専業主婦」や「育休中」でも育児休業を取得することが可能です
・派遣社員や契約社員などの有期社員も取得可能です(条件あり)
Q:育児休業を取得したきっかけを教えてください。
きっかけは2点ありました。
次男が生まれた時は育休を取得しておらず、当時仕事が終わって家に帰る時間も遅く、
僕も疲れていたので、正直なところ、家事や育児を協力することができていませんでした。
奥さんも仕事していますし、凄く疲れている姿を見て、
次に機会があれば自分も積極的に参加したいと思っていました。
今回、出産したばかりの奥さんの体が心配だったので、取得しサポートすることができて
とても良かったと思っています。
2点目は、給与面軽減されたことです。
育児休業は、給与が満額入らないので、収入は若干減りますが、
育児休業期間中は税金や社会保険料が免除されるので、僕が取得した12月は丁度ボーナス支給月でもあ
ったことから、結果的にトータルでの収入減にならないことがわかった点です。
男性が育児休業を取得している方が周りにいないこともあり、制度については事前に
沢山調べました。
–1歳だとまだまだ沢山お世話が必要ですし、新生児と一緒にお世話するのは過酷ですよね。
早矢仕さんのご決断は素敵です!(羨ましいです笑)
税金についても、育児休業中は所得税や社会保険料が免除になるのでタイミングが合えばすごく良いですね。
検討しているが『収入が減る』と中々踏み出せない方には知って頂きたいです!
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~育休プチ情報 🎉~
・育児休業給付金は非課税のため「所得税」はかかりません(翌年度の住民税算定額にも含まれません)
・育児休業中の「社会保険料」は、労使ともに免除されます(条件あり)
・給与所得が無ければ「雇用保険料」も生じません
Q:取得することを上司に報告したタイミングと反応を教えてください。
出産予定日の半年ほど前、夏ごろに上司へ相談をしました。
相談したMGRもお子さんがいるので、僕の気持ちを受止めてくださり、とても有難かったです。
–それは嬉しいですね。早矢仕さんは当時も支店長だったと思いますが、メンバーの反応や、
仕事の調整はどのようにされましたか?
自分は支店長業務を担っていたこともあり、多少の反発は覚悟していたのですが、
支店メンバーみんな快く受け入れてくれて「頑張ってくださいね!」と応援してくれました。
きっとメンバーは不安や仕事の引継ぎなど、心配することがあったと思いますが、
周りが育休取得に対して、応援してくれることは大きかったです。
仕事の調整は、支店の数字や管理は上司であるMGRが対応してくれました。
MGRが、わざわざ神奈川からマンスリーマンション借りて応援に来てくれたりと、
本当に色々とサポートしてくださり、僕自身は安心して育児休業に入ることができました。
正直なところ、トラブル時や数字が良くない時は出勤する覚悟だったのですが、
MGR・支店メンバーが直ぐに対応してくれたので、しっかりと休むことができました。
本当に周囲のサポートがあったからだと思いますし、
休職前に事前に話がしっかりできていたのも重要なポイントですね。
Q:育児休業中のことも色々お聞きたいと思います!
–育児休業中は主にどのように過ごしましたか。
基本的に、僕が夜中の子どもの夜泣きやミルクを全て対応していました。
普段の生活とは真逆の生活でした!笑
朝~日中は奥さんが赤ちゃんのお世話をしていたので、夫婦間で「完全役割分担」です。
上に子供が3人いるので、奥さんと上の子達の生活リズムを崩さないようにサポートしていました。
–新生児だと、3時間おきに授乳やオムツ替えが必要だったり、
夜間のお世話は絶対に必要なので、お世話をシフト制にするの良いですね!
育児休業中に大変だったことはありましたか?
あっけらかんとした性格なので、僕自身はゆとりを持つことができました。
次男の時は、仕事をしていたので、夜泣きで寝不足だったりと苦労もありましたが、
今回はしっかり育児休業を取れ、昼間に寝れるので気持ちも穏やかでした。
仕事のことはいい意味で気にしませんでした。休むなら休まないと、と思いましたし
みんなもサポートしてくれていたので、割り切って育児に集中させてもらっていました。
–穏やかな気持ちで育児できることが一番ですね。
育児休業取得前に準備しておけば良かったことはありましたか。
趣味を作ることですかね。
赤ちゃんが寝ている間、細切れではありますが、自分の時間を多少作ることはできるので、
隙間時間にできることがあれば良いと思いました。
僕自身は、赤ちゃんが泣いてたりで、途中ストップすることも多々ありましたが、
映画を見たり、今後の仕事に生かしたいと思い、理学療法士の勉強をしたりしていました。
–確かに、赤ちゃんが2-3時間まとめて寝ることもあるので、その間有効活用できるのは、良いことですね。
そんな中で、育児休業から復帰する際に不安なことはありましたか。
不安は、殆どありませんでした。
強いて言えば、一定期間仕事をしなかったことで、
復帰した際に仕事へのギャップが出てしまうのではないかというのは、少しだけ感じたかも。
ただ、育休を取得することで、仕事に対して自分の考えがフラットになったように思います。
育休前は、仕事のトラブルを引きずってしまい、心配し過ぎてしまうことがありましたが
復帰後は不思議とそれがなくなり、気持ちの切り替えができるようになったことはプラスになりました。
社会人になってから、3か月近く仕事から離れることなんてなかったので、
自分の仕事の仕方を見つめ直す機会にもなったと思います。
「育児休業を取得すること」=「仕事がなくなる(認めてもらえない)」ではない
ということがわかりました。
復帰後は、僕自身の価値観が変わったり、リセットできたことで、
トラブルが起きても、落ち着て対応できるようになったと思っています。
–早矢仕さんの価値観や気持ちの変化とは、詳しく教えてください。
いい意味で楽観視できるようになったことです。
また、奥さんの気持ちが以前よりもわかるようになり、こんなに大変だったんだ!、
寝不足の中で家事育児にプラスして仕事とか、きつかっただろうなと理解しました。
普段は見ることがない、日中の時間帯に見るTV番組は、僕自身衝撃的だったのですが、
主婦層がターゲットだからか、旦那の愚痴とか、旦那が家事育児全くしないとかが多くて、
僕自身も行動を改めた部分や、最後のほうは主婦の方々の意見に同調するまでに至りました(笑)
「男性は仕事」「女性は家事育児」という考え方は古いんだな、と改めて思います。
子どもが生まれる機会や、子育ての時間は一瞬しかないと思うので、
ぜひ、他の方にも機会がある際には、経験してほしいです。
–経験しないとわからないことって沢山ありますよね。
2人の子供なのに『手伝うよ』とかもし言われたらハテナが溢れるので、
早矢仕さんのご意見にとても強く同意します笑
そんな奥様やご家族の反応はいかがでしたか。
僕もそうですが、家族から取得してくれて良かったと思ってもらえました。
奥さんや母が、とても感謝してくれました。
「とても素敵な会社だね」と会社に対しても感謝している様子で、とても嬉しかったです。
奥さんとも沢山向き合えたことで、夫婦としての絆も強まったと思います。
それから、上の子たちのケアもできました。どうしても新生児がいると付きっきりに
なってしまいますが、僕もいることで子供たちと遊んだりできたのは良かったです。
–育休を取ったことで、経験できること・ご家族との絆は何にも変えることができない
大切な時間になるんだなーと、早矢仕さんのお話聞いて思いました☺
Q:育休を取りやすい環境にするために、会社がこうだったらいいなみたいな事はありますか。
「男性も、育休取得しても良いですよ。」と言われても、
現場環境によっては難しかったり、実際にはギャップがあるのかなと思っていて、
僕自身も含めて、管理者(上司)や同僚の理解がとても大事なのだと思います。
数字だけで良し悪しを判断するのではなく、大事なプライベートを尊重できる意識が大切だと思います。
あとは、その人しかできない業務を作るのではなく、
誰もがお互いにサポートし合えるような工夫や施策があればいいですよね。
仕事面でも男性社員が育休を取ることで、多様な考えや視点が芽生えると思いますし、
個人・チーム・会社に良い影響があると信じているので、男性の育児休業取得がどんどん進むといいなと思っています!
Q:今後育児休業取得を考えている男性社員へ応援メッセージをお願いします。
育児休業を取得したことでプラスになったことが沢山ありました。
奥さんの気持ちがわかり、夫婦関係も更に良くなりました。
仕事から離れることで、自分の仕事を客観視できるようにもなりました。
少しでも取得を検討されているのであれば、ぜひ積極的に取得することがお勧めです。
期間についても、それぞれの環境によっては違いますが、
できれば1週間とかの短期間ではなく、月単位での取得が良いと考えています。
産後の身体の状態は『産後8カ月までは交通事故で怪我をするのと同じ』レベルと言われています。
特にしんどい産後3カ月は、大切な奥さんの身体を労わってあげてほしいなと。
周囲に、子どもが生まれる予定のある男性社員がいる方は、一声「育休とったら?」と、声をかけてあげてください。
これから、子どもが生まれる予定のある男性社員の方は、ぜひ上司や同僚に相談してみてください。
お互いにサポートし合えるような、男性も育休を取りやすい環境を作っていきたいですね。
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早矢仕さん、ありがとうございました。
とても素敵なお話をたくさん聞けました!
新生児の時期・赤ちゃんの時期は一瞬です。
恋しくなっても戻ることはできないので、ぜひその貴重な時に早矢仕さんのように、男性にも積極的に参加してほしいなと思いました。
男性の育児休業取得はまだまだ知らないことが沢山ありますが、
4月より育児休業の法改正もあり、取得がしやすくなります。
少しでも検討している方がいたら、女性同様に取得できることが当たり前になれるといいなと思いました。
そのためには、周りの理解や環境整備などなど、
課題はあると思いますが、選択肢が増えて、男女関係なく、
皆がそれぞれの選択で両立できるようになれる社会になることを願っています。