2025.12.02

【Willハート会】子どもたちとつくる、未来の商売教室。          女川商売塾2025(前編)

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WILLハート会 ウィルグループの有志社員で構成される、子どもたちのために寄付や支援活動を企画・運営する団体です。

今年も女川商売塾に行ってきました!

子どもたちが自ら考え、形にしていく商売体験を、私たちメンターがサポートしながら共に進めました。

今回は、準備期間の様子や学び、そして次回の本番に向けた取り組みをご紹介します。

 

—Agenda—

  • 女川商売塾とは
  • メンター紹介
  • オンライン活動の様子
  • 大川小学校(震災遺構)訪問
  • 次回予告:いよいよ本番へ!

【女川商売塾とは】

2011年東日本大震災で被害を受けた宮城県女川町で、

「一般社団法人まちとこさん」と協働して毎年四季の祭りに合わせて行われる企画です。

子どもたちは自分で考えたお店を祭りに出店し、仕入れから接客までを実践的に学びます。

「本当に売りたいもの」を決め、商品・値段・接客方法を自分たちで準備する中で、

商売の大切さ主体性を育んでいきます。

その成長を見守り、サポートすることが私たちメンターの役割です。


 

今年は夏の「みなとまつり」秋の「収穫祭」の2回にわたり、子どもたちと一緒に活動を行いました。

【メンター紹介】

今回「女川商売塾」に参加したのは、こちらのメンバーです!

【名前】SAN SAN WIN
【所属】LC営業推進部 外国人雇用支援グループ
【参加を決めたきっかけ】
自分自身は子供が好きでWillハート会にも興味をもって参加しました。そして、日本のお祭りや文化にも興味があります。いつも東京で仕事しているので地方の事や、ハート会の活動にも子供たちへのサポート、自分自身の学びの為参加することにしました。

【名前】前田 真梨子
【所属】LC事業部キッズケア営業部 立川支店
【参加を決めたきっかけ】
今年は新しいことにチャレンジしてみようと思い応募しました!今まで自分がしたことのないことをやってみて、色々なことを学ぶ良い機会になればいいなと思いました。

【名前】加藤 綾
【所属】LC事業部ケアワーク営業部 外国人雇用支援グループ
【参加を決めたきっかけ】
素敵な企画だな~と以前から気になっていた活動だったので、手を挙げなければ後悔すると思い、思い切って応募を決めました!

【名前】森田 健士朗
【所属】CO事業部営業推進部 新宿支店
【参加を決めたきっかけ】
子供たちの未来に携われる素敵な企画だと思いハート会に参加しました。
前職で子供と関わる機会があったのですが今はなくなってしまったので、また子供たちと触れ合えるこの企画に携わりたいと思いました!

【名前】欠野 翔太
【所属】LC事業部ケアワーク営業部 横浜支店
【参加を決めたきっかけ】
昨年度も参加させて頂きまして、その活動が終わってすぐに来年も参加するぞ!と決めていました。実際に他のハート会活動にも近年は毎年参加しているので、今年はどれにしようかなあという思いで選んでいた部分もあります(笑)

【名前】片山 雄貴
【所属】LC事業部ケアワーク営業部 福岡支店
【参加を決めたきっかけ】
元々教員を目指していたこともあり、子供たちの夢、未来を応援できる企画が素敵だと思い、そのサポートをしたく参加を決意しました。

【名前】神藤 歩
【所属】SAセールスソリューション営業部 新宿支店
【参加を決めたきっかけ】
前回しくじり先生に参加してみて、もっと子供と触れ合ってみたいと思い参加を決めました!

今年も頼れるメンターさんが勢ぞろいですね!

どんなメンターが関わっているのか知ると、活動の雰囲気もぐっとイメージしやすいはず。

ここからは、「オンライン活動」の様子を見ていきます!

【オンラインの活動の様子】

女川商売塾は、週1回のオンラインでのサポートから始まります! 

いくつかのグループに分かれ、「何を出店する?」「どんな材料がいる?」「利益を出すためにはいくらにする?」などについて子どもたちと一緒に考えていきます。

スムーズに話が進むグループもあれば、ZOOMの画面で遊ぶ人も!!笑

子どもは自由でうらやましい~と思いながら、

現地サポーターまちとこさんの協力もあり、話は前に進んでいきます。

オンラインだと、時々子供たちが自由に発言してまじめに話し合えないことがあり、

大変なこともありました💦

 

そんなときは、一旦あえて会話に入って盛り上げ、

いい感じに区切りをつけ「さぁ~続き話し合おうか!」と誘導したりなど、

いろいろな工夫をして、本番までの話し合いを行っていきました!

 

 

いよいよ本番・・・の前に、

地域と深く関わる取り組み―宮城県石巻市にある震災遺構「大川小学校」を訪れました。 

【大川小学校とは】

2011年3月11日の東日本大震災で、児童含め教職員の多くが津波の犠牲となった小学校です。

避難判断の遅れや避難経路の選択が大きな問題として指摘され、責任問題を問われる大きな裁判が起こりました。

 

ー在校児童108人のうち74人が死亡、10人が行方不明。 

ー教職員13人のうち10人が死亡、1人が行方不明。 

 

被害の要因はいくつか考えられています。 

津波警報発令後、学校側は避難をせず、「校庭で待機する」判断を行いました。

その後、近くの川の堤防方向へ避難を始めた際に、津波が到達してしまったのです。

 

避難判断の遅れ避難経路の選択ミスが大きな問題として指摘されています。

校舎は当時の姿のまま保存され、破損した壁なども。

案内や展示からは、津波到達までのやり取りや、判断の難しさがとてもリアルに詳しく伝えられており、

当時の混乱や葛藤を強く感じられます。

 

遺族の方からのお話をお伺いすると、なぜ多くの命を助けられなかったのかという無念さもあります。

 

今回の訪問を通して、「防災は他人ごとではなく、自分ごとである」という意識を改めて感じました。

一人一人が意識を持って行動することで、数多くの命が救われる可能性があるかもしれません。

被害にあってからでは遅く、日頃の備えの必要性を強く感じました。 

次回は、当日の様子をお届けします!✨

オンラインでの話し合い、大川小学校での学び、メンターとの絆。

すべては“本番の一日”につながっています。

次回は、子どもたちが実際に店を構え、お客様を迎えるリアルな姿をたっぷりとお届けします!

どうぞお楽しみに。



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