2023.06.22
【前編】ウィルグループとして最後のインタビューです!
こやまいくみ
浦和レッズをこよなく愛し、遠征(応援)で全国に飛び回っています。いつか、ウィルグループが浦和レッズのスポンサーになることを夢見ています。
みなさんこんにちは。広報小山です。
2023年6月24日(土)の株主総会をもってウィルグループを退任される大原さんと告野さんに、
ウィルグループとして最後のインタビューをさせていただきました!
ウィルグループを振り返って・・・
そしてこれからの未来に向けて・・・
インタビューは前編・後編となっております。
前編では『過去~現在』を、後編では『未来』についてお話いただきました。
ぜひ最後までご覧ください。
今のお気持ちを率直に教えてください。
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皆様にはお二人の本音をお伝えしたいなぁと思いますので、ざっくばらんにお願いします!
それでは、今の率直なお気持ちを教えてください。 -
今の気持ちか~
清々しい気持ちですね。
「清々しい」という表現が正しいかどうかわからんけど、最近「寂しくないですか」と聞かれるが、寂しいとかはほぼない。清々しい感じかな。
毎年何年もGW明けにPLを見ていたんやけど、見んでいいや、大原さんから聞かれることないんやというのが一番変化を感じたがことかな。
20年以上毎月毎月数字に対してチェックのルーティンがあったけど、それが4月から村上社長になって「俺、やらんでいいんやな」と思った5月中旬頃に退職するんだなという実感があった。心配とか確認とか質問とか「あれどうなったこれどうなった」、「あれ出せこれ出せ」がなくなったな。
- その時どんなお気持ちだったんですか?
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肩の荷が下りるな・・・っという感じでしたね。
きっとそれは人生で忘れへんと思う。
自分でもびっくりしたな。 - 大原さんはいかがですか?
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全く告野さんと同じですね。もう少し寂しくなるのかなと思っていたけれど、
今のところ寂しさというのはほぼないですね。
何も寂しくない笑。
むしろワクワクのほうが大きいかな~ - それは、引継ぎもすべて終わって、あとは待つだけという感覚なんでしょうか?
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そうだな~どちらかといえばやるべき事は終わった。あとは株主総会だけという感じなので、出てきている数字を見ていても、「角がちゃんと指示できるのだろうか」とか、「ちゃんと復活させられるのだろうか」とか、ものの心配はあるけれど、究極は「知らんがな」という立場になるので、”頑張れよ”としかないな。
毎月グループの連結数字が出てくるけど、それによって自分なりに分析をして、どう手を打つか、どう指示を出していくのかということを考え続けてきた何年間だったので、そこから解放されるということに関してはある意味寂しさなのかもわからないけれど、ホッとしたというのが正直強いかな。
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寂しさがないんですね。びっくりです。
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いやね、たぶんね僕が事業会社の社長の立場で、常に社員と一緒にお客様のところへ訪問とかを行っていた状態でピタッと終わっていたら、めっちゃ寂しかったかなと思う。違ったのかもしれない。
コロナになって出勤も減り、リモートも多くなり、社員との距離が出てきていたのもあったのでそこまで寂しくないかな。 - ウィルオブ・ワーク(以下WRK)からウィルグループ(以下WIL)の社長になった時のほうが寂しかったですか?
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そうですね、社員との密着度が離れたというところが僕は1番寂しかった部分なので、WILに来てからは、そこまで寂しさはないですね。
社員と一緒になって数字やサービスを創り上げていく事業会社とそれをきちんとモニタリングしていかなければならない親会社とでは立場が異なるので、そういうところでいうと一番はWRKからWILに来た時が一番寂しかったかな。
- 余談ですが、上場会社の社長の肩書をなくすことには未練はないですか?
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人に会ったときに何て言ったらいいのかなとは思うけど、正直もっと早くて(もっと早くに退任しても)もよかったかなと思いますね。
肩書がなくなるな~くらいですかね。もう少しやりたいというのはないですね。 - お二方とも寂しくはないという思いにびっくりしました!
- 退職して少し経ったら寂しくなるかもしれないけれど、今は、中学から高校に行くときに寂しさではなくどちらかと言うとワクワクしていたので、そのような感覚ですね。
ウィルグループ人生を振り返って「大変だった/辛かった、嬉しかった/楽しかった」こと
- ウィルグループ人生を振り返って「大変だった/辛かった」ことはありますか?
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その時は大変やったことはいっぱいあったけど、過ぎ去ってしまっていたら大変やったなという感覚はあまりない。
その時その時でまずいなということはあったし、会社が危ないかなと思ったりしたこともあったけど、今は結果的には辛かった感覚も記憶もはあまりないなぁ。
どちらかといったら入社した時の記憶が一番覚えていて、入社して何日後かに池田会長(当時社長)に、「実はうちの会社ヤバいねん」と言われたのが一番覚えてる笑。「これ受注取れないと告野ヤバイねん」と言われてしてやられた感があったな笑。
29歳にウィルグループに入って、こちらとしては人生かけて入社しているわけなので、それが一番じゃない思ったのは。 - 入社して数日で言われたら焦りますねww「嬉しかった/楽しかった」という思い出はありますか?
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日々楽しい嬉しいやったな。毎日が。
社員が増えてきて、みんなと喧々諤々しながらあーでもないこーでもない。時には言い争いをしたり夜中まで話あったりした時が今振り返れば一番楽しかったな。 -
社長より事業部長など現場に近い時のほうが楽しかったですか?
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いや、それはそれぞれの立場での楽しさがあったよ。
その時々のチームチームの時の楽しさはあったな。社長は社長の楽しさがあったし、管理本部やITを見ているときも、それはそれの楽しさがあった。WILLOF-K会やSK会(※社内会議)などの喧々諤々が楽しかった。 - 大原さんは「大変だった/辛かった」ことはありますか?
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大変な時や辛いときは結構いっぱいあったけど、その時あの時というよりは合併直後の2000年3月くらいからの1年半くらいはずっと辛かったですね。
当時、テレマーケティング事業部の責任者を僕がやっていたが、なかなか伸びないし、東京に拠点を出してもうまくいかなかったし、最終的にはそのテレマーケティング事業部を廃止するので、大阪に100名くらい、東京で30名くらいいたオペレーターさんに「コールセンターをなくす」ということを言わなあかんし、それは辛かったですね。
それがあって派遣でグッと行くきっかけにはなったんだけど、改めて思うと、
いい決断といい取捨選択ができてよかったのかな
と思うけどね。
- 廃止するといった時のオペレーターさんの反応はいかがでしたか?
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うすうす気が付いていたんではないかなと思いますけどね。ただごとではないななと。
仕事がないからオペレーターさんにお休みの連絡をしなければならなく、SVたちに、休んでもらう電話をするのが本当に嫌だと言われたこともあったし、オペレーターさんには「生活がある」と言われることもあったりと、そういうのが重なり本当に大変でした。現場のメンバーたちにも大変な思いをさせていたので、責任をすごく感じていた。 - 1度なくしたコールセンターを再度自社で作るという決断は凄いことだなと思うのですが?
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その時は、売り上げが伸びていないのにも関わらず自分たちが変わろうとしない・できないということもあり、逆に言うとそういうのを捨てていったん0から作ろうとしていたが、自分たちにはオペレーターさんを育成するノウハウもあったので、それを武器にコールセンターに派遣していこうとなった。
そうやって派遣事業が伸びていき、最終的に自分たちに実力がついて、お客様のニーズとして受託事業をやり始めたのか今のコールセンターなので、基本的に事業としてできるプロセスが全然違っていた。 - なるほど。「嬉しかった/楽しかった」という思い出はありますか?
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日々の営業活動の中で、
お客様から褒められたり、社員を褒められてたりは普通にうれしいし、業績魂としてこだわってきて1年通じて達成したあとのキックオフでの宴会や忘年会で、みんなとワーっとするのは楽しいって感じやな。
上場したから、100億いったから、1,000億いったから楽しいかって言ったらあくまでこれは通過点。
「いい奴らといい時間を過ごせている」=楽しいという感覚のほうが近いですね。
あとは、シェアを抜いて1位になったり、お客様や競合からセントメディア(現WRK)って凄いなって言われたりと、第3者から評価を得ると嬉しかったね。 -
でもそれって結果が出て伸ばしてきたから楽しかったのかもしれへんな。
結果が出ていなく、負けてばっかりだったら楽しくなかったかもしれへん。 -
だから今のメンバーも今やっていることが結果につながってこんだけシェア上がっているぞ!って感じられたら絶対楽しいと思うのよね。
- 結果は大事かもしれない。
- 結果が出ないプロセスってつまらんもんね。
- 結果が出た要因って何だと思いますか?
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結果って「どの領域で誰とやるか」ということだと思うので、
☑どの事業領域を攻めるかという「着眼」があり
☑その中でどう戦うかという「戦術」があって
☑最終的に誰が戦うかという「人」がいて
その3つがうまく掛け合わさっているから勝てている。
と思っているよ。
前編はここまで!
続きは明日配信予定の後編でお伝えします!
ぜひお楽しみに!!
この記事を書いたレポーター
こやまいくみ
浦和レッズをこよなく愛し、遠征(応援)で全国に飛び回っています。いつか、ウィルグループが浦和レッズのスポンサーになることを夢見ています。