国内ウィシュランツアー3日目レポート
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お疲れ様です!
ボーダーリンク パブリックエデュケーション部の福田です。
ウィシュランツアーに参加してまいりました!
たくさんの感動を皆様に共有させていただきます。
担当させていただくのは、ツアー3日目の会津視察です。
まとめきれず長文ですが、、、
是非ご覧ください!!!
~会津3施設の視察~
3日目は会津で3つの場所で視察、全て会津地元企業の経営者の方にお話しをいただきながら視察をさせてもらいました。
①会津電力株式会社(折笠常務取締役)
会津電力株式会社でお話を聞きました。
取締役の折笠さんは元々メーカーで営業、その後地元会津に戻って焼き鳥やを営み、そこで3.11が発生しました。
原発事故があり、事故のせいで苦しんだり、家に帰れない人が目の前にいることに対して
自分が会津で何かをしなければと、再生エネルギーを40歳でいちから学び、太陽光発電事業を立ち上げ、
現在は水力発電、バイオマスなど再生エネルギー事業を展開しています。
会津地方は雪が多く、太陽光発電(太陽光パネル設置)は無理と言われているエリアでしたが、
雪国でも最適なパネルの角度、高さも他の地域と比べて高め(2.5メートル)に設置し、
今では約1500世帯分の電力を太陽光で供給できる量を発電しています。
自治体や地方銀行を巻き込み、地方銀行がお金を貸し、地元の会社が施工し、地元の電力を地元に配る、という
エコシステムの実現を目指しています。
自分の力だけではなく、外の力をかりて共創し、サステナブルな世界を作る、という
まさにインタープレナーを体現されている方でした。
印象的だったのが「一人の千歩より千人の一歩」という言葉。
会津地域の誰も置いていかない・みんなで一緒に進んでいきたいという姿勢と
ボーダーリンクの公教育での事業を重ね合わせ、勇気づけられました。
②株式会社関美工堂(関代表:会津では有名な会津漆企業の2代目)
表彰者の盾などを作られている会社で日本アカデミー賞の盾なども作成していました。
会津漆のお椀も盾の事業もやはり斜陽事業で、どんどんニーズがなくなっている状況です。
そのような中で漆×アウトドアをコンセプトに新規事業を立ち上げ、漆の良さを再認識してもらう活動をしています。
今回視察した若手漆職人のスタートアップを支援するシェア工房事業を立ち上げたりと
新しいことにチャレンジしていらっしゃる会社です。
「Human Hub 天寧寺倉庫」という名で昔の本社の工房を新たに作り直して、
1階は若手の職人が自由に使える工房を用意、また農生産者や飲食店の加工食品開発をするためのシェアキッチン、
2階はスマートシティに取り組むための企業向けシェアオフィス、と地元の職人支援と企業支援を一つの場所で支援する
リアルプラットフォームを作ろうと取り組んでいました。
利用する元倉庫も昔の木材などはそのまま活かし、サステナブルな造りを目指しています。
Human Hubの立ち上げにあたり地元企業のみならず全国の会社から最先端の技術を「使ってほしい」ということで
集まってきていました。素敵な人のところにはヒト・モノ・カネが集まると感じました。
また、「場の提供」によって若い職人が集まり、繋がり、新しい製品や価値が生み出される可能性を感じました。
③株式会社はらっぱ(原山代表)
創業は明治38年で会津の伝統工芸である会津木綿を作っている会社です。
100年以上前の綿織機を今も使用しています。
それぞれの綿織機には歯車の違いによる作業スピードの違いがあり、
その違いを生かしてばねを変えたりハリを強くしたりと、今あるものをどう使うか工夫していました。
会津木綿を使った洋服というと、今はご年配の方しか着ない、若い人が敬遠するような洋服ですが、
若い方向けにプロモーションをされたり、製品開発を行ったり、海外のセレブもこの工場からできるという
一連の「ストーリー」に感銘を受け、こちらの製品を買ってもらったりと「伝統」に「価値」を変えて
プロダクトアウトしている会社です。
一般の方は見学できないとのことで、貴重な経験となりました。
あるものをどう使うか、綿織機だけではなく組織でも同じことだと感じました。
関わり方を変えるだけで前向きにも後ろ向きにもしてしまう可能性・危険性があります。
原山代表の詳しいお話は聞けませんでしたが、常に今のベストを見つけることを大事にしているように感じました。
また、古い工場ではあるがとにかく内部がきれいだった。
ごみは探しても落ちていないくらいで、身近な当たり前のことを当たり前にすることの重要性も感じました。
会津木綿、お気に入りになり帰りにお家用のコースターを買いました。おすすめです!
~視察を終えて~
3社の視察、見学を終えて会津のスマートシティの一つAiCTをお借りして本日のFBを行いました。
(会津若松市はスマートシティに力を入れている市の一つでこのAiCTにはアクセンチュア、ソフトバンク、三菱商事など
そうそうたる会社が入り、また木造の造りでとてもおしゃれな造りの施設でした)
夜は終日ご案内いただいた山寺さん行きつけの居酒屋さんで会津料理と会津の日本酒をいただき、
日本酒好きの私にとってはたまらない夕食でした!
ウィシュランツアーに参加した感想
国内ツアーを選択して良かったなと心の底から感じています。
入社して4年目ですがボーダーリンクで働いてきて、中々外の世界に出て学ぶという時間を
自分自身作れておりませんでした。
今回はウィシュランツアーという形でしたが、外の世界に触れ、もっと外に出る必要があると感じました。
私は岩手県出身で地元での就職を考えた時期もありましたが、地方には仕事がないと思い、東京での就職を決意しました。
でもそんなことは全くありませんでした。那須・会津の研修で、地方・地方にいる人の強さを感じ、
自分も負けていられない!と感じました。
また、ツアーでご一緒させていただいた松山取締役はじめ、橋川さん、家田さん、梅木さんのお人柄に触れ、
改めてウィルグループってすごく素敵な会社だなと思いました!
年齢も少々離れており、他業種のボーダーの私の話をしっかり聞いていただき、
また様々な気づきも与えていただき、ありがとうございました!
ウィルグループに入れた自分、幸せだなとツアー後にしみじみ感じています。
ウィシュランツアーに参加する前後での変化
あるものでいかに工夫をするか、身の回りの当たり前のことの重要性に気づいたことです。
出会った方全員がそのことを意識していました。業務においてとても大事にできるなと感じていて、
ないものがなくて嘆くのではなく、あるものをいかに工夫して最善に導くか、意識しています。
また、身の回りの当たり前のことを当たり前にやる、それが私が感じた地方の強さの源だなと感じました。
当たり前のことをやるからいいものが生まれる、当たり前のことをやるから人が共感してくれる。
そのことを大事に業務に取り組んでいます。
ウィシュランツアーでの一番の学びや気づきそして今後の目標
意志の強さ、成し遂げようとする思いです。
感想で書きましたが、地方には仕事がない、見方によってはそれも事実かもしれません。
ただ、今回出会ってお話を聞いた方は皆さん、地元をもっと良くしたい、地元をもっとよく出来るんだという
強い意志を持って活動し、地方に仕事や活気を作られていました。
それは地方だけではなく、普段の業務や将来のことを考えたうえでも、組織や自分がありたい姿を達成するために
非常に重要だと考えています。
ボーダーリンクは今、ALT派遣業界でのNo.1を目指して取り組んでいます。
そういった状況の中で、そこに向かって自分自身も強い思いを持って取り組んでいきたいと思います。
また、No.1を目指していくにあたって、ボーダーリンクがめざしていく姿、一緒にボーダーリンクを大きくしていく
メンバーの皆さんのありたい姿を大事にして進んでいきたいと思います。
メンバーの皆さんとありたい姿をたくさん話して、みんなが一緒になってすすんでいけるように努力していきます!